宙(そら)から私をよむ~出生天空図から自分らしさを知る〜

宙よみ(西洋占星術ジオセントリック・ヘリオセントリック双方視点のリーディング)と、タロット・オラクルカードリーディングから【あなた自身を知り、今をクリエイトしていくヒント】のシェアとmiwacoの元に降りてくる言葉(天の智慧、女神の声)のシェアをしています。

「諦めない」がんと、患者と、真摯に向き合う一人の医師(本のご紹介♪)

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最先端のがん免疫療法 - 心身に優しく笑顔もよみがえる -

最先端のがん免疫療法 - 心身に優しく笑顔もよみがえる -

 

 

今、日本人の2人に1人が

がんに罹るそうです…

 

そんな身近ながんという病気と

医師として向き合い、患者さんに寄り添い

今も最先端の医療に携わり、さらには

「がんを予防する生活の整え方」まで

導いてくれる…

そんな著者の本をシェアさせてくださいね♪

 

いつも春の頃にこのブログで

「花粉症に対する対応策」をご紹介してくださる

私の友人:佐野正行医師が

新しい書籍を発刊されました。

dowsorayomi.hatenablog.com

dr-masa.com

 

自身、13歳の頃に悪性リンパ腫に罹り

闘病を余儀なくされ、

高校受験断念やその後の生活も

色々影響を受けるような人生を歩みました。

dow-corporation.jp

ですから、今回のこの書籍を読むことは

「改めてがんという病と向き合うこと」

「がんという病の進捗を知りたい」という

思いもありました。

 

佐野医師まささん

友人としてお付き合いしている中で感じるのは

「とてもまっすぐで純粋な方」

「まるで修行僧のようなストイックさを持つ

完璧主義な人」

という印象を感じています。

 

そんなまささんがご自身のフィールドである

医療の現場で、

どのようなお医者さんとして活躍されて、

どのような思いを胸に秘めてらっしゃるのかって

今回のこの書籍を通して

改めて知ったように感じます。

 

こういう「医療関係の本」って

専門用語がたくさん出てきて…読み進めるのに

とっても時間がかかるものです💦

けれど、まささん表現される文章や

その専門用語を説明する「例え」

とってもわかりやすくて♪

すんなり理解でき、気軽に読み進めることが

できました。

(私は速読なんて全然できないけれど、読みやすかったから5時間ほどであっという間に読みきれました♪)

 

例えば、この帯にもある

「コロイドヨード療法」の「コロイド」とは

「2種類の物質が混じる際、

一方が直径1〜100ナノメートル程度の、

イオンや分子よりも大きい微細粒子となり、

もう片方に均一に混じり分散している状態」

だそうで、

(ぶっちゃけこれだけだと理解できなかったけれど💦)

 

例えば(コロイド溶液とは)

「牛乳や墨汁、乳液」というように

とても馴染みのあるもので説明されています。なるほど〜!

このように「私達の身の回りにある、

馴染みのあるものに例えて」説明されているのは

とてもわかりやすいですよね。

 

また、従来の三大療法と言われる

「手術」「化学療法(抗がん剤治療)」

放射線治療」、

そして今回最新とご紹介されている

「コロイドヨード療法」「免疫細胞BAK療法」の

比較メリット・デメリット

とても素直に率直に記されています。

またそれをわかりやすく表にまとめられているので

一目で比較できました。

 

医療関係の本の多くってこんな

「最新医療の紹介」まで

という印象があるのですが、この本にはさらに

「がんを予防する生活の整え方」

「良い医師の見極め方」そして、

「患者としての在り方(自分軸であること)」

まで示されています。

 

正直…以前私が悪性リンパ腫と闘ったあの当時

(30数年前)は

インフォームドコンセント」という

言葉すらない時代で

一連の治療計画を終えた後、

経過観察は10年以上携わっていただきながらも

「その後の生活」について何か詳しい生活指導や

「こうしたらいいよ」という提案も

示されませんでした…。

 

また、「自分軸」というよりは

「病気になってしまったら医師に従う、

身を委ねるしかない」

という感覚があります…今でも。

もちろんあの頃の医師、医療スタッフさん達

みなさんとっても素晴らしい方々に

恵まれておりましたが…

それも時代、なのかもしれないのだけれど…

 

まささんはこのような「がん専門医」の側面

だけでなく、

多岐にわたる活動、フィールドを通して

「人の不幸=病気」から、人々を

「人の幸せ=健康」へ導きたい

先導してくださるような活動をされています。

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http://dr-masa.com/prof/ より画像お借りしました。

もぉ本当に多くの肩書きをお持ちで💦

 

この本のエピローグに

幼少期のご自身の体験から医師を目指されたことや、

がんの現場と真摯に向き合ってきた

まささんの心境の変化の流れが綴られています。

 

その文章の中にもその当時ご一緒していた

医療スタッフさん達をリスペクトし、

敬うような言葉で表現されてらっしゃるところは

まささん控えめで人を尊重されるお人柄

伺えます。

 

そんなまささんだからこそ、

医療スタッフ側、そして患者側など

いろんな側面から

「良い医師の見極め方」

「保険についての考え方」

「がんを予防する生活の整え方」などを

「患者さんファースト」で伝えられる方

なんですよね。

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しかも「まるで修行僧のようなストイックさを持つ

完璧主義な人」ですから♪

まささんの情報収集力、分析力…それは

机上の空論ではなく、まささんが実際に

現場へ出向いて、一つ一つ目で見て確認されるくらい

真摯に取り組まれて立証された情報なので、

安心して生活に取り入れられる情報だと

私は信頼しています

内容はかなり具体的に詳しく掲載されていますから、とっても参考になりました♪私も実践し、意識した生活習慣を整えます〜♪

 

そんなストイックで完璧主義なまささんだけれど、

先程もお伝えしたように

「その当時ご一緒していた医療スタッフさん達を

リスペクトし、敬う」ような

控えめで人を尊重される方だから

患者さんへ向けても同様に

「患者さんの気持ちを最優先に、押し付けない姿勢」

治療に取り組まれてらっしゃいます。

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子宮がんの患者さんを担当した時のことです。

彼女は当初「子宮を絶対残したい」と

希望されたので、

手術以外の治療(代替療法)を行いました。

体調は非常に良くなり、心も整ったので、

とても幸せな生活を過ごせるようになりました。

しかし、1年半くらい経過した頃から、

がんが徐々に増大し始め、ほかの臓器を圧迫して

痛みが出現し、出血を伴うようになりました。

そのため、治療から2年過ぎた頃に

手術を選択しました。

 

「だったら最初から手術をすればよかったのでは?」

と思う方もいるかもしれませんが、

彼女が自分の気持ちを

整理するのにこれだけの時間を要したのです。

もちろん、手術を行うまでは、標準治療以外で

できる治療は全力で行っていました。

現在もがんが再発することなく、

幸せに過ごされています。

 

ご家族がどうしても「早く治ってほしい」と

思う気持ちから

早急な決断を迫ることが多いのですが、

時間をかけることも大切な時があります。

「何を大切にして生きているのか?」は、

人それぞれです。

(本文より抜粋)

 

この本の背表紙側の帯や文中プロローグ、

巻末のメッセージにも何度か出てきます

「諦めないでください」

これが、まささんの一番伝えたい

メッセージなのかなぁって感じました。

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がんって…診断を受けたら、

どんなに身近な病気になったとは言え

やっぱり…愕然としますよね、

もそうでしたから。

(私は正確に言うと、闘病当時は告知されず、22歳の頃にその頃経過観察でお世話になっていたその当時の主治医(堀部先生)から病名を伺い、愕然として「まぁ、確かにあんなに壮絶な治療だったから…あれが世に言う抗がん剤治療ってヤツだったんだぁ…」って思いました)

 

まずそこで気持ちは落ち込みますから…

「病は気から」って言うように

心が病むことと身体が病むことって

表裏一体だと思います。

 

まささんはその

「心も身体も両方ケアしていく姿勢」

在り続けてらっしゃるし、だからこそ

先述の子宮がんの患者さんへの対応のように

「患者さんの心に寄り添い、

患者さんの時間に歩調を合わせながら、

身体への最善のケア」を心がけてらっしゃる

そのお姿をこの本全体から感じました。

 

 

今、すでにがんに罹り、闘ってらっしゃる方、

そんなご家族やご友人が身近にいらっしゃる方

だけでなく

がんという未知の病に恐れおののき、

不安に感じてらっしゃる多くの方に…

 

きっと、前向きにがんという病と向き合えて

諦めることなく、心強く前進する力を

与えてもらえると思いますよ✨

 

「まささん、いい機会をありがとうございました♪」

 

 

 

読み進めながら…ふと懐かしくなって

闘病当時にが書き綴ってくれていた

生活記録を引っ張り出して見てみました。

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当時、私は13歳。

この頃お世話になった名古屋大学附属病院の医師、

スタッフさん達と向き合い、

私は思春期のエネルギーを大爆発させながら

病と闘っていた記憶(要はワガママでじゃじゃ馬💦(笑))を

振り返り、味わっていました…

文中で所々、が医師やスタッフさんへの私の暴言暴挙を謝ってる部分があって「いや、ここに書いても伝わってないし( ̄∇ ̄)」って笑っちゃいました←こらこら💦

 

確かに本人はとても大変でした…けれど、

それを支える医療スタッフさんや

私の家族、身近で支えてくださっていた

親族や友人や…

 

本当に今私がこうして生きていられるのは

その方々のおかげです。ありがとうございます…

 

実は昨年、主治医だった堀部敬三医師に

20年ぶりにお会いしました。

今、堀部先生AYA世代(15〜39歳まで)の

がん患者の支援に積極的に取り組まれてらして、

そんなお話しを伺うことができました。

www.jmedj.co.jp

 

その会話の中で、

「美和ちゃんが今もなお、こうして元気に

生きていてくれて、

こんな風(白い車椅子などの活動)に

活躍されてるのは、

今がんと向き合っている渦中の人たちにとって

励みになり、希望になるんだよ」

とおっしゃられて…

 

そっかぁ、私はすでに

「生きているだけで誰かの役に立てているんだなぁ」

って思いました。

それもまたありがたいお言葉でした。

 

 

そう、「何も諦めなくていい」んですよね。

まささんがおっしゃるように

「医学は日々日進月歩しており、

がんは不治の病ではなくなりつつあります。

(中略)

もし、今がんでも、また近い将来がんになっても

恐れる必要はありません。

どなたも決して諦めないでください。

まだ間に合います」

(本文より)

、ですものね♪