前回、ジオセントリックは
「私(地球)は周りの天体から影響を受けている」
という世界観だとお話ししました。
今日はヘリオセントリックの特徴についてです。
ヘリオセントリックは太陽を中心とした太陽系全体を私と捉える。
(私の世界=太陽系全体、地球=私の一部)
The helical model - our solar system is a vortex
※イメージ
ヘリオセントリックの世界観は
「この世界(太陽系全体)すべてが私」 という、
宇宙・世界全体を見渡す視点。
それは例えるならマリオブラザーズを楽しむプレイヤーの視点。
地球(私の一部、身体のある場所)は
他の天体同様に
太陽から大きなエネルギーを受け取りながら、
太陽を中心に突き進む
クリエイティブな人生を歩んでいます。
それは他の天体からの影響を受けているのではなく、
他の天体と一緒に 「チーム太陽系(=私)」 を
創っているという世界観。
会社で例えたら太陽が社長で、
それぞれの天体が「営業」「総務」「企画」とか、
各部署というイメージですね。
会社に属している社員の視点を
ジオセントリックとするなら、
ヘリオセントリックは会社全体を見渡す
社長の視点と言えます。
ヘリオセントリックでは、
個人的な人生というよりは
地球で役立てる自身の使命や
それに伴う人生の方向性というスケールになります。
宇宙(太陽系)の中にあるこの地球での役割、
つまり魂が地球に降り立つときに望んできた、
世界の中の私の役割が見えます。
「ヘリオセントリック占星術は
フォーカスを大きなところに置き、
濃くて深い暗闇の中に住むことから
もっと開けたところにシフトすることの手助けになる」
西洋占星術における日本の第一人者である
松村潔先生は著書(ヘリオセントリック占星術)で
こうおっしゃっています。
自分軸がはっきりしていて
確固たる人生の歩みを進めている人には
ジオセントリックよりもヘリオセントリックのほうが
しっくりくる表現になると思いますし、
占星術は今後未来を読むものでなく、
今現在をよみ
「人生の進行状況の答え合わせをする」
イメージになってくると私は思います。
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