あなたは、愛されるに値する
素晴らしい命だ
その事を今一度、思い出して欲しい
何故、素直に
愛されようと思えないのか…
何故、受け取れる愛を
あなたは受け取れない？
何故、その愛を疑う？
未来を
過去を
それはもしかしたら…幼き日に
あなたの両親から
思う存分愛された、と思えなかった…
満たされなかったのかもしれない…
兄妹たちと比べて…
仕事に、家事に気をとられて…
他にも何か理由があって…
あなたは本当はもっと、もっと、
母親から愛されたかった…
父親から愛されたかった…
たくさん話をし、
たくさん抱き締められ、
たくさんの笑い声を聞き、
たくさんの思い出を紡ぎたかった…
今、振り返り感じてみて欲しい
「大人になったあなた」
「いや、充分愛されていたと記憶しているよ」と
即答する、あなたも
今一度、感じてみて欲しい
…ほら、何か…小さなことだと
その時は受け流してしまった記憶が
我慢してしまった気持ちが
あったのかもしれない…
それはね、小さなあなたの
「哀しみのかけら」だよ
そんな小さな、尖った小さなかけらが
あなたの胸の奥の奥に
トゲのように刺さっていたんだよ
痛かったね…
辛かったね…
哀しかったね…
寂しかったね…
大人になったあなたなら
その小さな小さなかけらを
抜いてあげられるよ
抜くときは少しチクリとするけれど
それもすぐに癒えるから
勇気を出して「抜いてごらん」
そんな小さな記憶が眠っていたことを「認めてあげて」
そして、もう一度思い出してごらん
…実はお父さんもお母さんも
あなたをとてもとても愛していただろう？
いつもいとおしそうに
目を細めながら
あなたを、あなただけを見つめて
微笑んでいてくれていただろう？
そんな幼き日の記憶へ
「気づいていけた」なら、
あなたのその恋は
きっと実るよ
あなたは愛を受け取れる
あなたは愛を信じられる
信頼し、築いていけるから
愛される勇気を
愛する勇気を
どうか「取り戻して」欲しい
